『週刊 コメディドラマで ENGLISH』の感想

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週刊「コメディドラマでENGLISH」創刊号を買いました。これはディアゴスティーニから発行されている英語DVDと解説マガジンのセットで、英語を母語としない人のために作られた「extr @」というコメディドラマが教材になっています。

ブリジットとアニー、ヘクターとディックという4人の男女がロンドンのフラットを舞台として繰り広げられるものです。

DVDの第1話ではシンプルな英語が続き、難しい表現はありません。

ドラマなので、様々な英語表現がどういったシチュエーションで使われるのか、分かりやすいものになっています。

また、発音も聞き取りやすいイギリス英語です。

ところどころ早口の部分はありますが、リスニングできるスピードになっています。

映画やテレビドラマのDVDで英語を勉強しようと言う人は多いのですが、登場人物が極端に早口だったり、小さい声でぼそぼそとしゃべったり、あとは訛りがあったりで、きちんとした英語を話してくれる登場人物にお目にかかれるチャンスが意外と少なかったりします。

「コメディドラマでENGLISH」ではそういったことなく、聞き取れる英語でストーリーが進んでいきます。

DVDには毎号5レッスン(各15分ずつ)が収録され、それぞれドラマ本編と、ドラマ中の会話のスピーキングを練習するパートが収録されています。

ドラマ本編そのものはそれぞれ3分ほどの長さです。

日本語字幕と英語字幕のドラマを見た後で、Useful Expression, Speed Speaking, Rhythmical Speaking というレッスンが用意されています。

Useful Expression ではドラマ中の役に立つ表現が取り上げられ、さらに応用文も紹介されています。

どういうシチュエーションで使われている表現なのか、ドラマを見ながらなのでわかりやすく学習できます。

Speed Speaking では Slow, Natural, Very Fast と3段階の早さでの発音レッスンを行い、Rhythmical Speaking ではオーバーラッピングのように、画面の英文に合わせて音読します。

全体的にいって、この教材は発音力に強化したものになっています。

この発音力レッスンは Eigobics(エイゴビクス)と呼ばれ、正しい発音を身につけながら英語力を磨くというものです。

エイゴビクスとは「英語」と「エアロビクス」を組み合わせた造語。

アクセントや抑揚、リエゾンについて解説されています。

また、ナビゲーターのマイケルが発音のコツを教えてくれます。

例えば日本人にとって苦手な R(アール)の音を発音するときの舌の位置など。

画面のマイケルの口の形を参考にしながら発音の練習するのも効果的でしょう。

「コメディドラマでENGLISH」では実際に英語を声に出すことが強調されています。

NHK のラジオ講座で、岩村圭南先生がよく「音読して英語の筋肉を鍛えましょう」と言っていたのを思い出しました。

解説マガジンにはイギリス英語とアメリカ英語の違いのほか、文法事項も解説されています。

このシリーズは全部で60号となるそうで、第1号から12号までは初心者向きの内容となります。

『週刊 コメディドラマで ENGLISH』の口コミ、評判、評価を知りたい人に参考になったとしたら、うれしいです。

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