通訳案内士試験の練習
私は通訳案内士試験のために富士通訳ガイドアカデミーの通信講座を受講していました。
面接のための教材として講義が録音されたCDが何枚か送られてきました。
そのCDの中ではネイティブの先生が「自分の言葉で話せ」と繰り返していました。
本の内容をそのまま話すだけなら通訳案内士は必要ない、ガイドブックを読めばいいのだからということを繰り返して話していました。
面接のための練習をしながら自分の言葉で話すには、まず内容が必要で、内容は知識があってから出来上がるものだということを実感しました。
面接試験の直前には、近所の英会話教室で個人レッスンを受けました。
そこは以前ALTをしていたニュージーランド出身の男性が経営者かつ講師をしている学校で、いろいろとアドバイスをもらいました。
私は簡潔に説明しようとするあまりそっけない説明になる傾向があったのですが、そのことを指摘されてから、簡潔ではあっても、具体的な例を入れるように心がけました。
また、日本文化をよく知らない人に英語で説明をする方法としては西洋文化との比較や似ている点から入ることが効果的だということも分かりました。
たとえば歌舞伎について「歌舞伎は日本式のオペラで、演劇と歌とダンスの要素が含まれている娯楽です。オペラとは違う点もいろいろとあり、例えば演じている人は皆男性です」という説明をすると「その説明は分かり易い」と言われました。