蔵王樹氷ライトアップツアー
今までの通訳案内士の仕事の中で一番寒かった仕事は、冬の蔵王での樹氷ライトアップ見学というものでした。
樹氷は確かにきれいですが、そこでの寒さにビビって、仕事の日が近付くにつれて「凍死しないだろうか…」などと考えてしまいました。
当日は曇り時々雪という天気でしたが、麓では風もなく、この季節としてはまあまあ穏やかな日でした。
ロープウエイが麓から山頂までをつなぎます。
樹氷はいろいろな色でライトアップされています。そして、時間とともにその色が別の色に変化します。
蔵王山頂駅に着いてロープウエイから降りると「ヒェーッ」「ウォーッ」という声が上の方から聞こえます。
「何だ?」とその声の方に行きました。ドアが開放されていて駅の外に出ることができます。声はそこから出ていました。
屋外に出た人たちがあまりの寒さに悲鳴なのか歓声なのかわからない叫びをあげています。この日の蔵王山頂は大吹雪で、私も1,2歩外に出たところ「ヒェーッ」。
後で聞いたところ、この日、気温はマイナス10度だったそうです。けれども、体感温度はそれどころではありませんでした。
蔵王山頂駅にはガラス張りのレストランがあり、そこから外の樹氷を眺めることもできます。やっぱり、暖かい場所で樹氷を楽しむ方がいいですね。
暗くなってもスキーを楽しむ人がいます。山頂は吹雪でも、麓では比較的穏やかな天気です。